ヤスポンのランドセルと銘打って、そこはかとなく書きなぞるなり。

従兄弟のおこちゃまがヤスポンという（通称）が、さきごろにランドセルを買うてやったさ。そう、時節柄、頃合は春めいて、ヤスポンもニューガクというイベントを迎えたのね。
もう迷ったのね。アレコレ物色するも、目移りするのもあったうえ、予算ってもんがあるからして、やはりランドセルは激安に限ると身替わりの早さは天下一品。
でもって、あちこちサフィーンしながら探索すれど、やっぱ、「ランドセルのMIWA」ってとこがフェリーデエマイユやPee&Powのランドセルを扱ってて、しかも激安！ってことで妙に惹かれる。
ランドセルが激安って、それほど多くはないんよね。ヤフオ○やらそーしたトコではちらほら見かけるけんど、贈り物にすることと、品質保証みたいのって、オークションではさすがにむつかしいと判断しますた。

そいでもってホイと渡しました。
ヤスポンはランドセルを観て、大はしゃぎ。そこまで喜ぶものかとこっちまで仰天（笑）。
とても激安とは言えないけんど、でもまぁ、製品はしっかりしたもので安物ではないことはタシカであるし、保証もついてるし、まぁよしとすべし。
すっかりはしゃいだヤスポンは、ランドセルを背中に、えんえんと飛び跳ねててなんとも平和なひとときを過ごさせていただいた次第でござる。
MIWAさん、ありがとさん！！

ランドセルさん、今宵は雨デスネ。てるてるぼーずをマドに翳してお祈りしにゃいといけまへんね。
だってぇ、このランドセルはさ、ついこの間に激安で買ったばかりぃでね、ピッカピカァの新品だかんねぇ、濡れちゃったらさぁ大変！重大事件になりかねんでそぉ。
やっぱぁりランドセルさんを見詰めれば、そのぴかぴか加減にうっとりぃと惚れこんじゃうんだから。
すったもんだしてるうちに、rainが強靭なヨースに変わってきたぞい。
明朝はハレテほしぃなぁ。雨はやだな～。ランドセルがべちゃべちゃに汚れちゃうとヤダっ！

◎ランドセルをうんしょと背負って道々スキップしながら登校しまぁす
◎ぴっかぴかの真新しいランドセルてのはとってもすってき。
◎でもぉ、なんとなく明朝の天候が優れないかもぉ
◎てるてるサンに御願いして晴れやかな天気を祈ろう

ランドセルはもちのろん、フェリーデエマイユでしゅ。
Pee&Powなんぞもちっとは迷った次第でござるもんの、コーキューカンあるんは前者かと結論づけまして。
意外にも激安のMIWAってショップゥをめっけたので、よっしゃランドセルはぁ激安に限るっ！てことで決断をいたしましてござりまする。

んでその翌日・・・なんだけど祈り通じずに雨の強いモ～ニングを迎えますた。
道行く視界を遮るよーに降り殴るアメのせいで、じゅわっとランドセルが濡れそぼってかあいそう。
ソンナコンナな無愛想な～ランドセルに纏わるニッキになってしもーた（笑）
御容赦あれ。

うんにゃランドセルにゃんてもん、おらぁ知らんべぇ。
かつてオトチャンは申した。
どんだけ古式めいた親父であろーか、ランドセルそのもんの存在すら知らんとは…。いや、痴呆になってるんか？たしかに歳を召してはいるものの。
ランドセルを・・・オモムロに見せちゃう。真紅のそれを観てオトチャンは絶句された。
いんや、すんばらしくね？この代物。。。
そぉんな歓喜にも似た叫び声を上げて、カレはランドセルをそのシワクチャの手に取った。
どっこいしょ、ふわぁ～、ランドセルつーもんかいのぉ、こいつがぁ。
それもそのはず、メイジの産まれである。いったい、この爺さんもう御幾つになられたであろーか。
しばーしシベリアだかどっかに抑留され、戻ってきたのんは昭和の四十年代とされ、そのあとぉ施設へハイっていたとゆー。うん、痛ましいカレの記憶によると手ひどい拷問にあったのだ。阿鼻叫喚、地獄絵図のその惨劇がおとちゃんの顔を歪ませ、深い深い皺をも刻んで、無口にしてなお、さらに身体を想うよーに動かせなくなっていたもの。
それから数十年を施設にて暮らし、よーやくここサイキンである。元気なそのジッサマの姿を垣間見たのは・・・。
んでランドセルをトンとその手に渡して驚愕を得た次第。
永くこの国のジョーシキに触れることなく、ゴーモンのあとの閉鎖的なセーカツ。
僅かでも癒されてほしいと願う拙者でござったが、ハタシテそのランドセルはいかに彼の瞳に映ったものであろー。幸いなればと。

にゃんとランドセルにまつわるワダイが巷でちらほらぁと耳に飛び込んできまっせ？
そそ、ニューガクシキってもちのろん、皐月のサクラの花が咲き乱れるころに違いないっすけど、そーゆー時期に話題ソーゼンとなるもんではにゃく、ランドセルっつーのはぁ、チョウド今頃ってのがモットも旬のコロアイだってご存知であったヵい？
ランドセルにとっても似合う時節とゆーと、そりゃ４月のちっちゃな新入生がヨタヨタと大きく観得るそのランドセルをショッテ、ショーガッコに向かう姿、親御さんなんぞがその御子様の手を握り微笑ましく颯爽と歩く御姿、そーしたイメイジが脳裏に浮かんでは消える所存でござるが、ナゼニいまこのタイミングなのか？不可思議に想われる御仁もおおかろう。オオザッパにゆーとランドセルがこの一年間のうちでもっとも売れ始める時節である点を今更ながらに強調しておこー。
にゃんせランドセルと申しましてもソレって入学間近にアタフタと親御さんがコーニューするってもんじゃなくって、おおかたのところよく観られる光景としてはじっさま、ばっさまによるきゃわいいお孫さんへのご褒美・・・じゃなかった贈り物っつーんで、購入されるってわけもあって、んじゃいつごろから祖父母が動くんかぃ？とゆうと入学年の前年、そそ、夏の終わりごろからじょじょーに秋にかけて、ぅん、クリスマスショーセンなんぞもあったりだけんど、ランドセルはそういったキカンに最も販売のウレユキが伸びたりすんだな、これが。
でもって、此処ではただ単に、さりげな～く想ったりするそぉんな『ランドセル』につきましてぇの断片をお恥ずかしにゃがらご披露をば、というわけでござりまする。